業務内容
非破壊検査・岩・土壌・水質分析・その他
鉄筋探査
鉄筋探査機を使用し、コンクリート内の鉄筋位置を調べます。土木構造物では主に国土交通省の「非破壊試験によるコンクリート構造物中の配筋状態及びかぶり測定要領」に準拠し実施しております。鉄筋探査機には電磁波レーダ法・電磁誘導法があり、橋梁上部工は電磁誘導法、橋梁下部工では電磁波レーダ法を適用します。
テストハンマーによる強度推定調査
テストハンマーによる強度推定調査は
非破壊にて一軸圧縮強度を推定する為に行います。
コンクリート構造物用の硬化コンクリートのテストハンマー強度の試験と、岩盤用の岩盤のシュミット式ハンマー試験があります。
コンクリートにはコンクリート用、岩盤には岩盤用の試験機を使用する必要があります。
微破壊・非破壊試験によるコンクリート構造物の強度測定
国土交通省の「微破壊・非破壊試験によるコンクリート構造物の強度測定要領」に準拠し実施します。橋梁上部構造及び橋梁下部構造の柱部・張出し部は、超音波法又は衝撃弾性波法により試験を行います。フーチング部は外部供試体による試験とし、ボス供試体により試験を行います。
あと施工アンカー引張試験
あと施工アンカーの品質管理として実施されます。設計用引張強度に等しい荷重をかけ、抜け出し等の過大な変位がないことを判定基準とします。耐震補強工事の場合には、予想破壊荷重の2/3を検査荷重とします。
JIS M 0302 岩の圧縮強さ試験
岩の圧縮強度を一軸試験によって調べる試験です。
一軸試験用に供試体を形成する必要があります。
JHS 108 礫の積比重及び吸水率試験
礫の積比重及び吸水率を調べるときに行われる試験です。
礫補正等が必要な場合にも行います。
JHS 109 岩の破砕率試験
岩の破砕率を求めるときに行われる試験です。
試料をモールドにいれ突きます。
その後9.5mmふるいの通過率から破砕率を求めます。
JHS 110 岩のスレーキング率試験
スレーキング率を求めるときに行われる試験です。
乾燥と水浸を5回繰り返します。
スレーキングは繰り返しによりバラバラになる状態です。
土壌分析・水質分析
地盤改良にてセメントを使用する場合は六価クロム溶出試験を行います。
施工前の配合設計の段階で実施する場合は、現場添加量に近い添加量の供試体を各土層ごとに1検体行います。
現場施工時に実施する場合は立米により数量の変更があります。
土壌分析及び水質分析は目的により分析項目が違います。
土壌汚染環境基準・有害物質の排水基準・生活環境項目の排水基準等、実施する場合は必ず確認をお願い致します。
※計量証明業務は計量証明事業者にて実施致します。
その他試験